頒布室  


第2回 頒布作品 15点 <2019年1月>

掌・彫刻 ―『風のささやきを聞く』シリーズ―

コンセプト:偶然入手した樫の板材を歪が取れるまで自然乾燥し、慎重に切り抜いて一発真剣勝負で掌に収まる美しいフォルムを探し出してきます。この時点で同じ形はあり得ません。一つ一つが違う個性を持っています。これらを磨いたり、あえて鋸の目を残したり、丹念に概形を創り出していきます。さらにそれぞれの形にふさわしい加飾技法を考えます。螺鈿、金蒔絵、朱漆の塗り立て・・・こうして出来上がった作品は手のひらに収まる小さな彫刻作品です。小品ですが漆の工芸のすべての技が凝縮されています。どれもが決して二度と出会うことのない異なる輝きを放っていると思います。形状の雰囲気から風が木の葉を優しく揺するような感じを受けましたので「風のささやきを聞く」というまとまりとしました。


No.U-1  立像ver.1
No.U-2  立像ver.2
No.U-3 立像ver.3



No.U-4 ループタイver.1
No.U-5 ループタイver.2
No.U-6 ループタイver.3



No.U-7 ブローチver.1
No.U-8 ブローチver.2
No.U-9 ブローチver.3



No.U-10 ペンダントトップver.1
No.U-11 ペンダントトップver.2
No.U-12 ペンダントトップver.3



No.U-13 『残照映える』
No.U-14 『枯れ野に問う』
No.U-15 『秋月を狩る』






第1回 頒布作品 21点 <2018年8月>

No.1 刳り盛器「空・包む」
No.2 欅刳盛器「小軌道」
No.3 印泥箱「華をとどめる」




No.4 四方盆線描き文「静・ひろがる」
No.5 変形飾箱「空の間合いを詰める」
No.6 槇・盒「時の積層を照らす」




No.7 「容れもの・実入る」1
No.8 「容れもの・実入る」2
No.9 「容れもの・実入る」3




 No.10 「筆架・静寂に憩う」1
No.11 「筆架・静寂に憩う」2
No.12 「筆架・静寂に憩う」3


<  完売  >




No.13 「筆架・静寂に憩う」4
No.14 「筆架・静寂に憩う」5
No.15 「箸とスプーンの枕」3本組




<  完売  >


No.16 「彫皿・卓を囲む」1
No.17 「彫皿・卓を囲む」2
No.18 「彫皿・卓を囲む」3




No.19 「彫皿・卓を囲む」4
No.20 「彫皿・卓を囲む」5
No.21 「彫皿・卓を囲む」6